09.01会報
思いつき
藤井 弘一郎
白洲信哉のニッポンの流儀が週刊ポストに連載されておりますが、白洲家57年が過ぎ、ここに来て色々と活字になってきました。サンフランシスコ講和会議で吉田茂に白洲次郎が同行したとき、白洲が「戦争には負けたがアメリカの奴隷になったわけではない」と言ったことは有名である。次郎の妻が正子(執筆家)。その孫が信哉、祖父次郎の別荘は武相荘(ぶあいそう)といい東京の名所となっている。その信哉が冬至と南瓜のことを書いている。
昔から冬至には南瓜(かぼちゃ)と小豆(あずき)を一緒に煮る“いとこ煮”を食べる習慣があります。“冬至南瓜”ともいいますが南瓜はビタミンAが多く含まれて目にいいとのこと。
小豆はその赤色が厄除けを意味することから神社でも「なおらい」、お寺では「おとき」として食された。12月21日は冬至です。この投稿が会員さんに届く頃には冬至は終わっているが、家族そろってこの“いとこ煮”を食してみては如何でしょうか。お孫さんに日本の良い伝統・習慣を伝えるため、その時々に季節の料理を食することは大人になって良い思い出となることと思います。
土用は春夏秋冬の年四回あり、その季節の盛りを意味するようだ。 端午の菖蒲湯、土用の桃湯、冬至の柚子湯 (湯治(とうじ)と引っ掛ける)・・12月31日は一夜飾りといい正月準備はしないとされていた。等々、色々と日本にはよい習慣があります。
思いつきでとりとめのないことを書きましたがお許しを・・・以上